『まちの珈琲』について

普段何気なく暮らしている、私たちの街だけれど、
“じゃあ、その街って一体どんなところ?”と聞かれても、
人にうまく説明するのはけっこう難しい。
 
だけど、どの街にも確かにカラーがあって、
その街なりの独特の匂いがある。
 
老若男女でいつも賑わい、訪れると元気をもらえる街があれば、
古くから育まれてきた文化の匂いに満ちた街もある。
桜並木に見守れた、穏やかな空気が流れる街もあるし、
雄大な河が流れ、爽やかな風が吹く街もある。
 
 
そんな街の情景を、誰かに伝えるにはどうすればいいだろうか。
 
わたしたちは、コーヒーで表現する。
味わいや香り、質感、余韻……。
コーヒーほど、多様な表現ができる飲み物はない。
 
そして、よくデザインされた一杯のコーヒーには、
ある街の情景を思い起こさせ、
そこでの記憶すら想起させるほどの力がある、と信じている。
 
 
 
その一杯を飲んだときに、ふっとあの街の空気が蘇ってくること。
行ったこともないその街の、雰囲気が浮かんでくること。
 
世田谷の街を20年以上にわたって取材してきた、
世田谷ライフの編集部が
街を雄弁に物語るコーヒーを作りました。
 
ひと口啜れば、広がる景色がある。
それをきっと、誰かに伝えたくなる。
あの街の風景を、味わってください。
 

世田谷の14の街を表現した『まちの珈琲』

『世田谷ライフ』の編集部が、プロのコーヒー焙煎士と一緒につくったのが『まちの珈琲』シリーズ。
街の雰囲気を焙煎士に伝え、テイスティングを繰り返してひとつひとつ作り上げました。

14の街…三軒茶屋、駒沢、桜新町、用賀、二子玉川、下北沢、豪徳寺、経堂、千歳船橋、
祖師ヶ谷大蔵、成城学園前、明大前、下高井戸、千歳烏山